今日も、夏です。

常夏シンガポールで送る日々の記録

小1の壁 in シンガポール



小1の壁とは、子供を保育園に預けて働いている母親が子供の小学校入学にあたりぶち当たる壁だそうです。
 
 
保育園を探すのが保活なら学童保育所を探すのが学童活やら放活というそうで、保育園が足りない地域は学童保育所も足りなくなるのは必至ですよね…
 
 シンガポールでは日本の都市部ほどは厳しくありませんが、外国人だと苦労することもあります。
 
 
我が家も年始から子供が小学校に上がり、まさに壁を乗り越えたところです。ぼやぼやしてたらもうすでに半年が過ぎ去っていましたが…
 
 
 

選択肢

シンガポールで小1の壁を乗り越える方法として、選択肢は大きく二つに分かれます
 
 
 
ヘルパーさんを雇えば家事も楽になるし柔軟性もあって便利そうなのですが、我が家はひとりっ子ということもあり、家でヘルパーさんと二人っきりの環境よりも友達と遊んで社会性を養って欲しいとの思いからStudent Careを選択したいと感じてました。
 
 
詳しくは後述しますがシンガポールにあるたいていのStudent Careはローカルの小学校にしか対応していません。我が家は運良くローカルの小学校に入れたので、Student Careに通うことになりました。
 
 

 

学童の探し方


ローカルの小学校には敷地内にStudent Care Centerがありますが、低所得者向けだったり、シンガポール人のみ入れるという制限が付いていることが普通です。

学校の周りなどには民間のStudent Care Centerがあります。たいてい小学校の近くのHDBの1Fを探すと数軒みつかります。


認可学童保育所のリストから探すこともできます。

Student Care Centres | Ministry of Social and Family Development

 

我が家は11月初めにローカル小学校の通学許可が出たため、それからネットで調べたり学校付近を散策していくつか候補を立てました。11月下旬にあった入学前オリエンテーションの日に目星をつけていた学校付近のStudent Careを見学し、即日申し込みをしました。急いだ方がいいとは言われましたがその時点ではまだ定員に達しておらずすんなり入れました。

 

 

ピックアップ

ローカルの小学校はだいたい7:30頃から始まり2:00前には終わります(朝の部の場合)。
 
Student Careの人が徒歩やバスで学校まで迎えに来てくれます。小さなセンターの場合付近の小学校のみ送迎対応しています。
 
小学校がセンターから遠い場合は、スクールバスで自宅付近まで帰ってきた後自分でStudent Careまで来る子もいます。が、新一年生から1人でできるかどうかは親としてはだいぶ不安です。。
  
 
うちの子供が通う小学校では入学3日目までは親が子供と一緒に学校へ入れました。その三日間で、下校時のバスの集合場所や親やStudent Careのピックアップとの待ち合わせ場所などを子供に覚えさせるようになっていました。
 
 

長期休暇

シンガポールは6月と12月が学校の休みになります。Student care center も長期休暇中は料金割り増しで朝から預かってくれます。
 
 長期休みには遠足へ行ったりもします。
 
 
 

学童保育と小学校の相性

シンガポールにはローカルのStudent Careはけっこうあり、入るのもそんなに難しくありません。ただ、外国人に問題となるのが、ローカルのStudent Careはローカルの学校に合わせて設計されているという点。
 
まず下校時間帯の違いからローカル以外の学校ではふだんのピックアップに対応するのは難しいと思われます。
 
そして長期休暇。どローカルの小さいセンターだと、インターや日本人学校の休みに合わせて全日保育をアレンジするのは厳しいでしょう。
 
そういう事情から、学童へ入れたければローカル小学校へ入らないと厳しい場合が多いと思います。逆に言えば、ローカルの小学校でない場合ははヘルパーさんが必要になるかと思われます。ヘルパーさんを雇い学童への送迎を頼むという手ももちろんありますが…
 
 
長期休みは諦めてふだんのピックアップだけ対応できればいいのであれば、プライベートトランスポートを手配することもできるようです。
 
ただこれについては、ローカルの知人が登録したもののなかなかドライバーが見つからないと言っていたのでどの程度使えるのかはわかりません。
 
 

壁の正体

結局一番の壁はなんだったのか、というと、我が家の場合はローカルの小学校へ入るということでした。
 
シンガポール人の家庭は共働きが多く、チャイルドケアやヘルパーも探すのにあまり困らず、外食も気楽にできたりと社会のサポートも充実しています。
 
逆に外国人、特に駐在員家庭では家庭に主婦がいるのが普通で、外国人の通う学校では共働きという概念がないのではという印象すら受けます。
 
外国人共働き家庭にとって、ローカルの小学校へ入学するということが小一の壁を乗り越える一番の難関でした。