今日も、夏です。

常夏シンガポールで送る日々の記録

Sungei Buloh Wetland Reserve



しばらく前にシンガポール北の果てにあるSungei Buloh Wetland Reserveへ行って来ました。

 

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渡り鳥の飛来地

スンガイブローはその名ウェットランドの通り、湿地保護区。ここでは保護区の一部が一般にも開放されていて、北や南から飛来して来る渡り鳥たちがみられます。

 

大きな水辺を囲んで歩道が一周あり、ハイドと呼ばれる観察小屋がぽんぽんあります。

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観察用のタワーもありました。

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 タワーからの眺望

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このタワーからはハチクイ(bee eater)など小鳥や空を旋回する海ワシ(sea eagle)なんかもみられました。

 

 

双眼鏡必須

特に渡り鳥を見る場合、双眼鏡かそれなりのズームカメラを持って行くことをお勧めします。

 

うちは8倍の双眼鏡を持って行きましたが、鳥たちが遠すぎて倍率が足りない感じがしました。

 

カメラもしかり・・・(この写真はだいぶいいほうです)

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バードウォッチングの場合あまり倍率が高いと手ブレがひどくなるそうなのですが、観察小屋から見るなら固定できるのでもう少し倍率の高いものでも大丈夫かなと思います。

 

観察小屋で会った人たちはみんな長〜いズームレンズのついたカメラを持っていました。うらやまし〜

 

 

 

渡り鳥以外も楽しめる

渡り鳥以外の鳥もたくさんみることができました。

 

例えばHornbill。

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ローカルの人たちが「トーカン」と呼んでいるこの鳥は、シンガポールでは昔絶滅してしまったそうです。離れ島プラウウビンで繁殖プログラムを開始して、続いてこのスンガイブローにもプログラムを拡大したんだそうな。今ではボタニックガーデンやマレー鉄道跡付近など街中でもたまに見かけることができます。

 

 

今回私が一番嬉しかったのはキツツキが間近で見られたこと!

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ハイドで水鳥を見ていると、何やら背後が騒がしい。ふと振り返って気づいたうちの子供が「キツツキがいる!」と教えてくれました。頭が赤いオスと黒いメスが何羽もいました。

 

 

King Fisher(カワセミ、ショウビン)もみられました。一番よく見る青と白のKingfisherは鳴き声がけたたましいので割と見つけやすいです。Kingfisherもいろいろな種類があり、我が家が見たかったBlack capped king fisher という種類は10月にやって来るらしく、ちょっと時期が早かったようです。

 

 

ちなみにスンガイブローではワニが出るそうです。うちはワニには出会いませんでしたが、モニター(オオトカゲ)はたくさん見ました。

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ビジターセンターのトイレがpink necked green pegionのオスメスの絵で案内されていました。野鳥愛を感じます(笑)

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バードウォッチングが10倍楽しくなる本

私はもともとバードウォッチングには全くと言っていいほど興味がなかったのですが、ある本を買ってから鳥を見るのがとても楽しくなりました。

 

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こちら、シンガポールで見られる鳥の図鑑です。

 

図鑑といってもハンドブックサイズで持ち運びにとても便利。

 

紀伊国屋書店などで売っているそうです。我が家はシンガポールズーのショップで見つけました。

 

アプリもあるのですが、私のiOSが古いせいでまともに使えません…

 

鳥をただ見るだけだとなんとなく歩くだけになりそうですが、どの鳥が見られたのかわかるとより楽しめると思います。

 

子供と一緒に見た鳥の名前を確認してマークをつけています。

 

 

 

泥の中にうごめくカニ

観察エリアを一周して外へ出て、隣接するKranji Reserve Parkの方へ行ってみました。

 

意外に楽しめたのがMud Experienceという一角。

 

こんな縄の橋を降りて沼地へ

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沼には虫のようなちっさい生き物がうようよしていました。夫が近くへ行ってみるとなんとそれは虫ではなくうごめく無数の子蟹たちでした!しかもカブトガニ!まで。

 

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あとでローカルの知人に聞いた話では、クランジ付近の浜は泥で、昔はよく干潮時にMud Crabを取りに行ったんだとか。

 

 

意外と長かった滞在時間

朝8時前に着き、Wetland Reserveを一周して出てきたのが10:30。そこからMangrove boardwalkとMud Experience、Kingfisher podをまわって駐車場へ戻ると12時をまわっていました。

 

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黄色のラインが渡り鳥観察エリアのルートです。

 

もしKranji Reserve の方(赤のライン)へ歩いて行くなら午前中では終わらないと思われます。

 

実を言うと、当初の予定では家を6時半に出て7時の開園時にはついているはずだったのですが、寝坊やら道を間違えるやらで1時間遅れてしまいました(汗)

 

やはり早い時間帯の方が鳥の鳴き声は多く聞こえました。

 

遅い時間だと人が増えてきて、必然的に人の声がうるさくなります。

 

 

シーズン到来

渡り鳥が来るのは主に9月から3月までだそうです。

 

我が家では11月下旬から12月にかけてのスクールホリデーにまた行こうと話していましたが、このところシンガポール内の公園を管理するNational Park Boardが

「渡り鳥シーズン到来!」

というポストをFacebookで度々しています。どうやら本格シーズン到来のようです

 

次回は7時着厳守で行きます!

 

https://www.nparks.gov.sg/sbwr