今日も、夏です。

常夏シンガポールで送る日々の記録

給料の話禁止



シンガポールの会社では従業員同士で給料の話をすることを禁じていることが多いようです。社則にその旨記載があり、入社時に同意の上サインします。


以前アメリカで働いていたことのある同僚によると「社則で禁止しなくても話さないのが普通」だそうですが、日本ではわりとその辺オープンな気がします。


要は同じくらいのレベルだと思っていた同僚が自分より相当多額の給与をもらっていると知ると騒ぐ人もいていろいろ面倒なので禁止にしているのですが、シンガポールならではの理由もあるかもしれません。


シンガポールには外資系企業が非常に多く、ローカル(シンガポール及びその周辺国出身者含む)と本拠地から来ている欧米人(日系企業の場合は日本人)で同じ職種、レベルでも給与レンジ自体が違うからです。

Expat Packageと呼ばれたりしますがつまり駐在員のことですね。駐在員はふつう自国の給与レンジで報酬が決まり手当などを含めるとローカルとだいぶ違いがでます。会社によってはけっこう若手でも駐在として来ている人がいて、その辺のレベルで給与のギャップが判明するとローカルは拗ねてしまうかもしれません。実際そういうことがあったという話を聞いたことがあります。



ただ、駐在員でなくとも会社によってはシンガポール人とインドネシア人の間で違う場合もありますし、同じ日本人でも人によってだいぶ違うこともあります。見えないんだからわかりません。日本からシンガポールへ現地採用で来ると給料が少し下がると言われているようですが、実際のところ会社や人によると思います。


ところでこのExpatという言葉ですが、実は欧米出身の白人にしか使わない言葉なのだという記事が少しだけ話題になりました。

辞書で調べると単に国外在住者を指す単語として載っていることもありますが、


記事のコメント欄の中には
  • 黒人でもイギリス人ならexpatだ
  • 金持ちはexpat,貧乏人はimmigrant
  • Expatは一時滞在者でimmigrantは永住者
  • プロフェッショナルなスキルのある優秀な人がExpat

などいろんな区別の仕方があって、中にはああそんな感じもすると思う意見もありました。私はなんとなく、駐在員をはじめとする先進国から来ている中上流くらいの一時滞在者のイメージを持っていました。たぶん最初に調べた時にそんな感じで載っていたのでしょう。


例えばシンガポール在住のインドネシア人をExpatとはふつう言いません。超ド級の金持ちビジネスマンだったら?と聞かれると悩みます。

一方でシンガポールに住んだことの無いシンガポーリアンと噂のジェットリーがシンガポールに住んだら…Expatな気がする…けどこの場合はただのシンガポーリアンだった(笑)


日本人はExpatなのかというと、シンガポールではたぶんExpatでもいけるけど欧米諸国ではそうじゃないと言われるかもしれませんね。まあ普段使う言葉ではないのでどうでもいい話です。と投げやり落ち。