雨季はいつだ乾季はいつだ
時折親戚や友人に尋ねられるのが、シンガポールの季節についてです。つまり、
いつ遊びに来るのがいいか。いつ雨が少ないか。
シンガポールに来るまでは雨季と乾季に分かれているのかと思いましたが、実際は少し違いました。
雨季については年末頃と言っていいと思います。
例年の降雨量をみると、11月から1月にかけて雨が多いのがわかります。
乾季については、どうも決まった時期があるように思えません。
そもそもシンガポールにも「季節」はありますが、それは雨季乾季ではなく、風向きが違うことを意味します。
南西の風が吹く時期と、北東の風が吹く時期、南西モンスーンと北東モンスーンと呼ばれていて、雨の多い11月から1月は北東モンスーンに含まれます。
だいたい3月下旬頃から南西モンスーンに変わっていくようで、その頃から熱帯夜の寝苦しい夜が続きます。
6月7月頃には乾燥して雨が降らない日がしばらく続くことがあります。これが乾季といえば乾季ですが、毎年時期は違うように思います。
実際まだ2月ですが、ここひと月ほどろくに雨が降っていません。
歩道の草地などは色あせて、街路樹の落ち葉がたくさん落ちています。
先日Botanic Gardenに行ったら、池の一部が干上がっていました。緑の所が普段の岸辺です。
去年も一昨年も2月3月は毎日のように雨が降っていました。シンガポールでは基本毎日雷雨があるのが普通です。2月なのに南西の風が吹いたりしていて、ここ最近の気候はかなり異常なのかもしれません。
というわけで、実際に数年住んでみた感想からいうと、
毎年けっこう違うのでよくわからない。
個人的には雨が降ったほうが涼しくなって過ごしやすいので、雨季はそんなに悪くないと思います。
ちなみに南西モンスーンの時期は別名ヘイズの季節と呼ばれているので運が悪いとヘイズに当たります。ヘイズに関してはまた後日。