今日も、夏です。

常夏シンガポールで送る日々の記録

生活快適化 : 言ってみるもんだ



毎日仕事と家事と犬子供の世話に追われて時間がない。なんとか少しでも改善したいと、食洗機の導入を考えることに。

 
 
我が家のキッチンはうちが入居するときに大家さんが新しくしてくれたのですがビルドイン食洗機の設置は無理そうです。キッチンには間取り的に卓上の小さいもののみ置けそう。ランドリールームは洗濯機と乾燥機でいっぱいなので置けそうにありません。
 
 
シンガポールで据置き卓上タイプの食洗機となると、BOSCHE一択のようです。卓上と言ってもけっこうでかい。うーん悩むなあ。
 
そんな中、日本から取り寄せて設置したという方を発見。これいいなあ…!やっぱり日本の家電はコンパクトで素晴らしい。
 
 
ただうちは水源の確保が難しそうでした。食洗機を導入するにはやはり大家さんに言ってキッチンの蛇口を変える許可を得なければ。でも変圧器の必要なもののために蛇口を変えてもいいかと聞くのは気が引けるしそもそも設置工事を自分でできる気がしない…
 
 
無理かも…と諦めかけた頃、2年契約を1年延長して住んでいる今の部屋を再契約することにしたのでついでに大家さんにダメもとで交渉してみることに。
 
 
結果、あっさり合意。
 
 
というか大家さんが買ってくれることになりました。シンガポールでは賃貸契約時に設備の改善を大家さんに交渉するのが普通で、前回契約時にも乾燥機を設置してもらいました。
 
 
エージェントが手配してくれて早速届きました。やはりBOSCHE、そしてやはりでかい!ものすごい存在感です。
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でも、届いただけ
 
ホースが短くて届かなかったり分水器がなくて取り付けできなかったり…設置まで手配してよもう!
 
エージェントに連絡するも動きがのろいので、結局ホースや器具を自前で調達し相方がいろいろ苦労して付けてくれました。近所に便利なお店があって助かった。そのお店で見つけた2口になっている蛇口を買ってきて、蛇口を1本を取り外して食洗機のホースをつなげました。
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うむ、完璧。…というか自分で蛇口交換までできるんだったら日本の買って自分でつけても良かったのかも。まあいいか、タダで手に入ったし。
 
 
 
BOSCHEには硬水を軟水化する機能が付いていてびっくりしました。特殊な塩を入れて水道水の硬度の設定します。説明書によると、水垢(limescale)を防ぐために1.2mmol/l以上の水は軟水化する必要があると。え、でもmmol/lなんてPUBのサイトで見ても書いてない。
 
 
と思ったらTortal Hardness (as CaCO3)がmg/lで公表されていました。2013年の平均値は59, 最大値は145mg/l。
 
CaCO3(炭酸カルシウム)のモル質量は100.0869g/molなので、100で割ればmg/lからmmol/lに変換できる。意外と簡単!ほんとか?この場合のCaCO3というのはMgなども換算した値っぽいのですが、単純変換できるの??まあいいや。
 
 
というわけで、平均硬度と最大硬度から計算するとそれぞれ
0.59mmol/l、1.45mmol/l
あとは説明書にあるテーブルに従ってレベル設定をすればいいわけですが、だいぶ開きがあるなあ。平均硬度をみると塩は必要ありませんが、最大値は塩が必要なレベルです。
 
つまり、使わなくても多分問題ないけど心配なら使ってもいい感じ。検索するとシンガポールで塩を使っている人は少数派のようですね。そうか、もしかすると日本の食洗機が問題なく使えるのはシンガポールならではなのかも。
 
 
 
 
 
ところで今回引越しでなく再契約にした理由はいろいろあります。
 
  • 物件は古いけど特に不便はない
  • 大家さんの対応がいい(シンガポールでは大家さんが強くトラブルが珍しくない
  • 近所との関係も良好(お隣さん犬好き
  • ゴキがいない
  • 周りの環境がかなり気に入っている
  • 引越しは犬にストレスになりそう
  • 犬と子供は断わられる物件が少なくない
 
うん、けっこうある。というわけで、引越しに労力とコストを費やすより今の環境を改善するのにお金をかけた方が建設的、という結論になりました。つまり面倒くさいんです。
 

「せっかく行くなら2年くらいはいたいよね」
 
と言いながらやってきたシンガポール。すっかり根が生えてしまい5年はいることになりそうです。