シンガポールから行く世界三大仏教遺跡への旅 ボロブドゥール編1 ソロ
先日の続き、世界三大仏教への旅行記です。
今回はインドネシア・ボロブドゥール編。
おおまかな日程
けっこう前のことになってしまいますが、子供が3歳の頃、4連休を利用して行きました。(2013年8月)
たてた予定はこちら
1日目
- チャンギ→ソロ✈️
- 王宮観光
- 時間があればスクー寺院
- ソロ泊
2日目
3日目
4日目
帰りは朝発のため、実質3日間。移動が多いので荷物は手荷物のみで軽くして行きました。
レバラン?
4連休があることに気づき急きょ計画した旅行だったのですが、この4連休はハリラヤ・プアサを含んでいたのです。
ハリラヤ・プアサというのはイスラム教の断食明けのお祭りで、日本でいうお正月のような時期にあたります。
旅行に行く前に現地の旅行会社に車をチャーターできないか聞いてみたのですが、
「その期間はレバランにつきお休みをいただいております」
とのことでした。
早くも波乱の予感…
1日目:ソロ到着
チャンギ→ソロ空港へ。
Visa On Arrivalで入国。到着時にビザ取得する人が多く、少し並びました。
インドネシアではビザや出国時でもトラブルになることがあるとかで、もらったビザの紙を入念にチェック。
レバランの洗礼
無事入国し、空港を出ようとするが、空港にタクシーがいない。
タクシーカウンターでタクシーを呼んでもらいましたが来るまで30分と言われたのでお茶でもして待つことに。
ようやく来たタクシーで王宮まで。
裏門?
ソロは昔王都が置かれた場所で、今でも王宮には王族の末えいが暮らしているんだとか。
ところが。
中へ入ろうとすると係りの人が来て、今日は王宮は開いてないという。
そうか・・・レバランだからね。
空港から乗って来たタクシーはとっくに走り去っていました。
冷たいなぁ…
仕方なく、王宮正門まで歩いてみることに。
タクシーでついたのは逆側だったため、けっこう歩きました。
疲れたのですぐ近くの小ぎれいな、いかにも観光客用のレストランで昼食をとることに。
なかなかいけます。
お子様ランチなかんじ
のどかだなぁ・・・
レストランの池にいる魚が気になる子供。じぃーっとみているとお店のおじさんがやって来て餌をあげさせてくれました。
レバランじゃあ他の観光地もやってないかもなぁ
もう街を観光する気も失せたので、車で30分ほどの場所にあるスクー遺跡へ行ってみることにしました。
初めて発したインドネシア語
昼食後レストランでタクシーを呼んでもらい、乗り込む。
・・・までは良かったのですが、行き先と値段を交渉するも、英語が全く通じない。
らちがあかずバイクタクシーの溜まり場みたいな所に連れて行かれ、英語ができる人を通して話す。
曰く、
「今日はホリデーだから高い」
それ倍額じゃねえか
「Mahal!!」
と叫び、少しまけてもらう。もらった、気がします。
もう記憶が定かではありませんがはっきり覚えていることは、わたしの初めて発したインドネシア語は「高い!」だったのです。
道中死ぬかと思う
まあとにかくスクー寺院へ行けることになりました♪これはうれしい
が、私と夫はこの後タクシーで凍りつくことに。
このドライバー、ほぼまっすぐな道をビュンビュン飛ばす抜かす抜かす。対向車来てる中対向車線にはみ出して抜かしまくる 。
正面に対向車、左側には3ケツ4ケツのバイク達
し、死ぬ…
そしてクラクションうるさい・・・
ただ、なんだか道が懐かしいと言うか…シンガポールには無く日本にある何かを感じるのです。
そう、田舎の国道みたいな
写真は撮れなかったのですが、犯人は道路わきに大量にあるのぼりではなかろうかと。
なんだかやけに懐かしかったのを今でも覚えています。懐かし怖い・・・
スクー寺院のピラミッド
ヒヤヒヤの田舎の国道を抜け、いつの間にか登り坂に。
ところどころお祭りムードできれいなアーチが道にかかっていました(これも写真なし)。
途中通行料を払い、最後はくねくね道を登りスクー寺院へ到着。
おおー
これが見たかったピラミッドです。
ピラミッドには上ることができます。子供を抱っこしながらだったので急な階段がけっこう怖かったです。
スクー寺院は山際にあり、辺り一帯を見渡すことができました。
これはなかなかの絶景。
街から少し距離があり子供の車酔いが心配で、来るかどうか迷っていたのですが、来て良かった!ちなみに道中子供は爆睡でした。
この奥にさらにもうひとつ寺院がありますが子連れの我が家はここまで。雨もぽつぽつきていました。
ここからまた同じタクシーで、「事故る・・・死ぬ・・・」と思いながらホテルへ向かいました。
子供の満喫タイム
早めにホテルに着いたのでホテル内を散策。キッズルームがあったので少し遊ばせ、夕方はプールで遊びました。遠くの遺跡に付き合ってもらったのでサービスタイムです。
夕食もホテルでとりました。子供はレストランのご飯はいまいち食べませんでしたが、レストランの前で作って配っていたこのソロ名物のお菓子はむしゃむしゃ食べていました。まぁ好きなものを食べていただければいいのですけど・・・
もちもちパンケーキのような感じ。
ソロの印象は、のどかな町。どこかにあるモスクから礼拝の声が聞こえてきます
(本当は1回で終わるはずだったのですが力尽きたので)2日目に続く・・・
おまけ : ブンガワン・ソロ
シンガポールでお土産にも使われる有名なお菓子屋さんの名前にもなっていますが、ブンガワンソロというのはこの地を流れる川の名前なんですね。有名な曲の名前でもあるそうです。
ブンガワン・ソロのウェブサイトに成り立ちが載っていました。
もともとはインドネシア出身の方が「もぐりで」始めたお菓子屋さんだそうです。免許を持っておらず販売していたため捕まって、その後正式にお店をオープンしたそうです(笑)。その方はソロ出身だったのでしょうか