今日も、夏です。

常夏シンガポールで送る日々の記録

みかんを交換した正月



Chinese New Yearの連休最終日、子供のお友達の家にお呼ばれして遊びに行きました。

 
シンガポールで迎える旧正月はもう3度目か4度目くらいですが、この時期にシンガポーリアンのお宅へ行くのは初めて。
 
 
同僚に言うと予想通り「みかんを持って行け」と言われました。
 
 
 
 

マンダリンオレンジ

シンガポールでは正月に親類や友人のお宅へ伺う際、マンダリンオレンジと呼ばれるみかんを持って行きます。
 
みかんをお土産に持って行き、帰りにお返しにみかんをもらって帰ります。結果、みかんを交換しているだけというちょっとおかしな風習なのです。
 
これは、蜜柑を意味する橘子の橘の字の発音が吉と同じで、みかんを贈ることを「吉」をあげることに見たてているそうです。つまり福のあげっこをしているんだそうな。
 
 
 
マンダリンオレンジとか細かい品種のことは正直よくわからないのですが、この時期スーパーへ行くと台湾産のポンカンがよく売られています。我が家もポンカンをゲット。
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たいてい箱単位で売っています。うちはこんなにいらないんだけどローカルの人たちは正月に何軒も回るので箱買いするのですね。買う前に箱を開けて傷んだやつは取り替えてもらえます。
 
箱の中でさらにひとつひとつ個包装になっているものもあります。数年前にも書いていた。
 
持って行く数は2個、もしくは偶数が基本だそうです。ただ日本と同じく四は死を連想させるらしいので避けた方がいいのかも。4についてはあまり気にしない人もいるようですが。
 
…知ってたのに4つ持ってっちゃった。
 
 
 
同僚によると偶数を好むのは「福が対で来るように」とかそんな理由だったと記憶しています。
 
 
  
 
 

紅包

シンガポールにもお年玉の文化があります。伺うお宅は3人兄弟。お年玉の用意もしなくては。
 
シンガポールでは基本的に結婚するまでもらえるそうで、うちの同僚(32歳独身)は未だにもらっているとか。結婚した年下の親戚にもらうこともあるそうです(笑)
 
ポチ袋は結婚式で使うのと同じ、赤色の紅包(ホンパオ、アンパオ)です。
 
 
これもやはり偶数が基本。2016年の相場が出ていました。
 

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Posted by 65daigou on Thursday, January 21, 2016
 
一応参考程度に見て、夫婦協議の結果$10ずつ包むことにしました。
 
本来紅包には新札を包むそうです。うちの子供に頂いた紅包を帰宅後開けてみると$20も頂いてしまった上になんとSG50記念紙幣が!うちは新札すら用意出来なかったのに…(汗)
 
 
そういえばこのSG50記念紙幣、去年建国50周年を記念して発行された紙幣で、シンガポーリアンしか買えなかった時期に見せびらかされたこともありました。最近ちょいちょい流通しています。お釣りで来たりとか(笑)
 
普通の$10紙幣(上)と比較してみると顔が小さめです。
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あれ、そういえば、メイドさんはスルーでよかったのだろうか…?
 
 
 

いろいろ粗かったけどまあいいか

シンガポーリアンの正月をなんちゃって体験してみましたが結局ただ近所のお友達の家に遊びに行っただけなので堅苦しいことは何もありませんでした。
 
奥さんの方の会社は中国系のせいか木曜日まで休みなんだとか。正月的なことは元日に5軒回って済ませたそうで、あとはもう暇で行くとこなくて困っちゃうと言っていました。1日で5軒!すごいな・・・日本と違ってすべての親戚が行ける距離にいるのも逆に大変ですね。