今日も、夏です。

常夏シンガポールで送る日々の記録

英会話で政治の話は避けるべきという油断



先週中頃総務から「シンガポールの国政選挙が9月11日金曜日に行なわれると公示があったためその日は休日になります」との連絡がありました。
 
 
投票日は休日になるとな!
 
 
聞けばインドネシアでも投票日は休日になるそうです。
 
 
「日本では投票日は日曜日なんだけど」と言うと、「えー日曜日なら投票率下がると思う」と言われました。うん、理屈はわかるけどそれで果たして日本の投票率が上がるかどうかは怪しい…
 
 
それにしても日程が発表されてから二週間で投票日とはけっこう急な気がしましたが、シンガポーリアンの同僚も同じことを思ったようで、前回は一ヶ月近くはあったと思うと話していました。
 
 
選挙の流れはこんな感じだそうです。
 
個人的に新鮮だったのはCooling Off Dayと言って、投票日の前日24時間はTV放送を含めて選挙活動をしてはいけない日があることです。どんな効果があるんだろう…?
 
 
 
外国人労働者への不満が高まっていた前回の選挙では与党が議席を減らし、就労ビザの要件などで外国人に厳しい方向へ舵が切られたと聞きました。今回は何か主な争点があるのでしょうか。住みにくくならないとよいのですが…
 
ただ今年はシンガポール建国の父Lee Kuan Yewの死去や建国50周年という大イベントもあり国民、特に高齢者の愛国心がだいぶ高まっていて与党に有利なように思えます。この選挙は2017年1月までに行なわなければならないそうなのですがそれを来年ではなくあえて今年に持ってきたのはそういう思惑もありそうですね。なんてことを同僚と話していました。とにかく今年は盛りだくさんなシンガポールです。
 
 
 
 
ところで、英会話で避けたほうがいい話題として政治や宗教の話が上がりますが、実感として宗教はともかく政治の話が避けられている感じはしません。みんな様々な国からきているので、むしろうちの国はああでこうでとかよく説明しなければなりません。
 
「避けたほうがいい話題なら覚える必要ないじゃん」と完全スルーしてきた単語たちが全くでてこず。
 
Parliament, Opposed Party, Councilor ...
 
最低でもこのくらいすらすら言えなければ話になりません(しかもシンガポールはイギリス英語というやっかいさ)。まいった…
 
 

そんなこんなで英単語にやられている最近は、政治の話を一番嫌っているのは日本人なのかもしれないなあと感じるようになりました。私の狭い交友関係のなかでも、意見の分かれる微妙な話題について自分の意見を言う人がいると、意見を表明すること自体に対して不快感を表す人をけっこう見かけます。いまはアメリカ大統領選の話題もあるので私のFacebook上では政治の話題の割合はけっこう高くなっているのですがみんな英語のポストだったりして、「ソーシャルな」言論の自由は海外のほうがだいぶオープンなのかなあと感じている今日この頃です。