ハリラヤに冒した失敗
今週の金曜日はHari Raya Puasa(ハリラヤ・プアサ)という祝日です。
さてこのハリラヤ、シンガポールにいるとただの祝日の1つな感じなのですが、隣国インドネシアやマレーシアはイスラム教徒が多いのでかなり重要な祝日となります。
インドネシアではレバランと呼んで休日をくっつけて長期休暇にするそうです。日本で言うお正月のような感じみたいで、レバランのお休みとなればいろんなものを新調したり、首都ジャカルタで働いている地方から来た出稼ぎの人たちはこぞって帰省して家族と祝うそうなんですね・・・
インドネシアの人口は2.49億人。
民族大移動が起こるのです。
思い返すは2年前。
2年前のハリラヤはシンガポールの建国記念日と近く4連休になりました。
※イスラム教は太陰暦だそうで、毎年ハリラヤは変わります(だんだん前倒しになる)。
単純に「やった4連休!どっか行こう」
と思った私は近場のインドネシアはジャワ中部へ家族旅行を企画、遂行。
インドネシアへ行く直前に「レバラン」を知りました。
あれ・・・
レバランにはジャカルタはもぬけの殻となり地方はどこも混んでるし、場所によっては観光地もやってないんですねぇ。
以下、私の体験談です。
- 現地チャーター車サービスがレバランでお休み、手配できず。
- 古都ソロへ着いたはいいが、空港にタクシーがまあ、いない。呼ぶのに30分待ちと言われる
- タクシーで向かった王宮は祝日のため閉まってる。そして空港から乗ってきたたタクシーはそそくさと立ち去った
- 町にいるタクシーが少ない
- やっとみつけたタクシーが「ホリデーシーズンだから」といってぼったくってくる。が、かといってことわっても代わりのタクシーがいない。
- 遺跡(プランバナン・ボロブドゥール)ローカルで激混み。
だけどイスラム教徒が他教の遺跡に押し寄せているのは見ていてちょっとおもしろかった。いいの??? - 遺跡付近の土産店の仕事熱心さはレバラン関係なし(売り込みうざい)
- 道路渋滞ひどすぎる&公共バスの容積率半端ない。(公共バスにチャレンジするほうもするほうですが)
その他ハリラヤ関係ない感想としては、毎回値段交渉するのが面倒くさかったのが記憶に残っています。あとジョグジャカルタのショッピングモールに入るのに荷物検査があったのもちとビビりました。
中部ジャワでは英語はあまり通じないのでインドネシア語を知らずに行くのはやや無謀でしたが、でもやはりインドネシアという国はおもしろい気がしてならないのでまた行くのは間違いないと思います。
そして実は、シンガポールにいてもハリラヤは少しだけ警戒しています。というのも日本でいうお正月なので、シンガポールに海外旅行してくるインドネシア人もたくさんいると思われるためです。実際同僚のインドネシア人の両親や兄夫婦家族も毎年のようにシンガポールへ来ています。そして毎年飽きもせずオーチャードへ買い物へ行くとか。というわけで今週末は家の近くで過ごそうと決めている我が家なのでした。