蚊を学ぶ
最近寝苦しい夜の続くシンガポール。
我が家に数匹の蚊が入り込み夜な夜なかゆみと羽音に悩まされていました。とうとう我慢の限度を超えたので捕り物(寝室を閉め切り仕留めるまで寝ない)をし、昨日一日で5,6匹は仕留めました。なんということだ。
今までも何度ともなく蚊が入ってくることはありました。我が家ではしばらく雨が降らないと蚊が一度に数匹家の中に入ってくる傾向にあります。水たまりが少なくなると植木の水など家の近くで繁殖しがちになるのかなと予想していますが。
そしてあいつらオスメス同時に入って来ている気がしてなりません。みんなでまとまって行動しているのでしょうか…
メスの蚊しか血を吸わない、くらいしか知識がないので今回蚊について、特にシンガポールにいる蚊について調べてみました。
デンギーはヤブ蚊
デング熱は例年今頃がピークのようですが今年は少ないようですね。NEAのサイトにグラフがありました。
シンガポールのどの地区で発生しているかも公開されています。なんだかSengkangのあたりはいつも色が付いている気がするな…
夜くる嫌な奴はイエカ
ところで我が家に来ているのはヤブ蚊ではなく主にネッタイイエカのようです。イエカは夜ぷーんとくる嫌な奴だそうで本当に迷惑なやつらです。しかもこいつは茶色っぽくて我が家の家具と床に溶け込み仕留めるのが非常に困難という…
蚊が媒介する感染症
どの蚊がどの感染症を媒介するかはこのあたりが分かり易いです。
蚊といえば日本脳炎、デング熱、マラリア、フィラリア(犬)あたりを思い浮かべますが最近はチクングニア熱というのも増えているようですね。これもネッタイシマカが媒介するのか。ちなみにヤブ蚊はイエカと違い主に昼間(朝夕)活動するそうです。
…もしかするとうちに来ている蚊の中にはハマダラカもいるのだろうか。ハマダラカはマラリアを媒介するやつですが、こいつも夜活動するようです。ただシンガポールでは少なくともここ数年はマラリアの話は聞きません。
マラリアが流行る条件
あんまり痒くない?
ところでこっちの蚊は刺されてもかゆみがすぐ消える気がします。刺された直後は普通に痒くても数時間にはどこを刺されたのかわからないほどスッキリおさまります。
調べてみるとかゆみには即効型と遅延型の2種類あるそうな。
そう!
日本で蚊に刺されると数日後でもぶり返してかなり痒くなりつい爪で十字のマークとかつけちゃいますがこちらの蚊に刺されても痒みがほとんどぶり返さないんです。
説明によると年齢による反応の差があるとのことですがうちは夫婦そろって同じ感想を持っているので蚊の唾液の成分が違うせいに思えてなりません。断じて年をとったせいではないのだ、きっと。