アルコール規制はじまる
シンガポールでは2013年12月にリトルインディアで暴動が起きましたが、暴動が起こった要因に飲酒があるとして、アルコールの規制強化に向かって話が進んでいきました。実はもともと暴動前から一部の地区で騒音被害などを理由にアルコール規制強化の要望が出ていたようで、暴動が追い風になった模様です。あれから1年半弱、先日4月1日にとうとうシンガポール全域で公共の場での飲酒と酒類の販売を規制する新しい法律が施行されました。
規制の内容は、夜10:30から朝7:00までの間、公共の場所での飲酒と小売店での酒類の販売が禁止されるというもの。
さらにゲイランやリトルインディアは特別に規制の厳しい区域となり、土曜日の朝7:00から月曜の朝7:00まで、及び祝前日の夜7:00から祝日の次の日の朝7:00までの間は公共の場での飲酒が禁止になります。小売店での酒類の販売については週末と祝前日、祝日の夜は7:00から販売禁止です。
職場近くのスーパーでも、「10:30以降はアルコールの販売はしません」と立て札がでていました。あのスーパー10:00で閉まるんですが。
まあ10:30なら許容範囲ですね。免税店にも適用されるのでご注意を。夜10:30以降に免税店へ行ったりすることはあまりなさそうですが…
それから公園でBBQをする場合、きちんと使用許可を取っていれば夜10:30以降でも飲んでいいそうです。というか朝4:00まで飲めるのか、まいったな。詳しくはこちらをどうぞ。
ちなみにコンドミニアムの敷地内は公共の場ではありません。シンガポールの公団HDBの1Fなどは公共の場となります。シンガポールではお葬式をHDBの共有スペースでやっているのをたまに見かけますが中華系の人はお通夜でお酒は飲まないんでしょうか。そういう場合も許可がでるんでしょうかね。10:30には撤収しろってことかな。
日本にいる感覚で「公共の場での飲酒禁止」と聞くと「えー!」ってなりますが、他の国をみれば特に珍しいことではないんですよね。シンガポールには花見も花火大会もないし、あまり生活に支障はないです。夜中にコンビニに走るとかもしませんし。日本に帰るとついついやってしまいますが…