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今日も、夏です。

常夏シンガポールで送る日々の記録

残業非推奨令



先日今の会社で初めての年次人事考課があり、評価はまあ期待通りでホッとしたのですが、上司からのコメントに

Dedicated

と3回くらい書かれていました。

ええと、なんだ


献身的?仕事に打ち込んでる?


そしてあまり無理して残業をしないようにと。


うーん。正直そんなつもりはさらさら。


基本家族の夕食を担当している身なので日本で働いていた頃のように毎日バカみたいに残ったりしません。


ただ責任は果たさなければならないので必要な時に残業はいくらかしますが、滅多にしないので逆に残る時は深夜になりがち。というのが目立ったのでしょうか。


ともあれ、いまの会社は従業員のワークライフバランスをとても気にかけてくれます。業界的にラッシュは避けられないのですが、お言葉に甘えてしばらくのんびり過ごしておこうと思います。



今の会社(欧米系)とこれまで働いた日本の会社とは根本的に違うなと思う点があります。欧米の会社では

チームメンバーの残業が多い=マネジメントが下手くそ

と見なされるので、マネージャーはみんなの残業を減らす努力をします。今日も残業を減らすようチームに御達しがありました。タスクを背負い込んでいる人がいればタスクを分散させます。





同じ業界、同じシンガポールでも日系の会社ではこうはいきません。


前の会社で一緒だったシンガポーリアンの女性は、出産後すぐに転職し某有名日本企業に行きました。しかし、やはりその会社では当たり前のように残業が必要な仕事量を振ってきます。彼女はよく自分の上司(日本人)は奴隷使いのようだ、と不満を漏らしていました。結局一年ちょっとで他の会社へ転職しました。


小さい子供を抱えているので無理もないでしょう。シンガポールでは育児休業制度は整っておらず、女性は出産後3ヶ月程度で復帰するようです。復帰後は時短制度もないのが普通ではないかと思います。その上残業がデフォルトの会社で働くのは過酷です。


しかし実は彼女のケースの場合、会社名を聞いた時から正直こうなることは予想の範疇でした。日本で同じ業界にいれば嫌でも噂が聞こえてくるほど「黒い」と有名な会社だったのです。シンガポーリアンにはあまり知られていないようですが、彼女は会社を選ぶ前に周囲に相談するべきだったのかもしれません。



シンガポーリアンはかなりの親日ですが、働く場所としての日本企業は評判がよくありません。特に日本の勤労文化を持ち込んでも共感を得られることはほぼないでしょう。

シンガポールは会社を作るのは簡単ですが、企業存続に必要なシンガポーリアン枠を維持するのは日本企業にとって大変ではないかと思います。


私自身、ちょっともう日本の企業で働くのは無理かなと思いはじめています…