今日も、夏です。

常夏シンガポールで送る日々の記録

かつては教徒でした



いつかは触れようと思っていましたがど真ん中のブログポストを見つけたので。

 
 
迷惑かけないように
→迷惑かけないのが当たり前
→相手の立場を想像する力がなくなる
→自己責任だから。
→ちょっとのことでイライラ
 
 

「迷惑をかけられないのが当たり前」が常態化すると、本当は誰かが困っていることに自分か自分に近しい人がそういう立場になるまで気づかないと思うのです。逆に自分が困った経験や知識が全くなくても気づくことのできる人は本当に優しい人だなと思います。

 
 
 
過去の自分を振り返ると、若い頃は明らかに想像力が不足していました。子連れで出歩くのがいかに大変かなど、子育てのどの部分が一番大変なのか想像しませんでした。
 
単純に子供のキャーキャーいう声が苦手な時期もありました。いま思えば精神的に疲れていて自分に余裕のない頃でしたが。
 
 

 
 

私が「シンガポールのほうが子育てしやすい」と感じる原因はまさに、子連れでも肩身の狭い思いをしなくていいというところにあります。

日本で子連れで出歩くときには、申し訳ないと思わないといけない、という暗黙のルールのようなものを感じます。シンガポールで子供をつれて外を歩いていても冷たい視線を浴びることはありません。

 

電車やバスで母親が子供を抱っこして立っている状況はほぼありえません。特にバスでは優先席だろうがなかろうがお年寄りや子連れに席を譲ります。
 
ベビーカー下ろすんじゃーは通りがかりの人がやってくれるし、雨に降られていれば知らない人が傘をくれます。
 
 
社会が子供を歓迎しているように感じます。これは日本に住んでいた時には感じられませんでした。
 

シンガポールに来たばかりの頃は人の優しさに感動した一方、

これに慣れてはいけない

と自分に言い聞かせました。これに慣れてしまったら日本に帰ることはできません。

今は、

しばらく帰りたくない

に変わりました(笑)

 

ところで外を歩いていると、女の人よりも男の人のほうがよく子供に話しかけてきます。我が子はシャイなので迷惑そうですが…

先日日本に帰国した時も意外に多くの優しい人を見かけましたがほぼ全て男の人でした。女の人のほうが舌打ち率高いように思います。なんででしょうかね