今日も、夏です。

常夏シンガポールで送る日々の記録

ついにアマゾンがやってくるのか

最近立て続けにAmazonが東南アジアに進出してくるという噂があるというニュースを目にしました。


一つ目はオンラインスーパーRed MartがLazadaに買収されたというニュースの中で。


アマゾンは東南アジア進出の準備をしており、実はアマゾンがRedmartを買収するという話も出ていたとのこと。





二つ目はズバリ、アマゾンがシンガポールにやってくるというニュース。


来年初旬にローンチ、ジュロンイーストに倉庫、100人採用募集中などの具体的な情報があがっていています。


正直初めのニュースで目にした時は噂かよ…と思っていましたが、これはなかなか信ぴょう性が高いのでは…!



来年楽しみでございます

シンガポールから行く世界三大仏教遺跡への旅

私は出不精であまり旅行もしないのですが、遺跡が好きで1年か2年に一度遺跡を目指して旅行をします。

 
 
先日シンガポール在住5年目にしてようやく世界三大仏教遺跡と言われるものを制覇してきましたので、今までしてきた旅のまとめを書こうかと思います。
 
 
 インドネシア:ボロブドゥール

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カンボジア:アンコール

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ミャンマー:バガン

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 とりあえず本日は導入のみ(筆も無精でございます)
 
 
 
 
 

最寄りの空港へ直行便で行ける

シンガポールからは東南アジア諸国の首都だけでなく、地方都市への直行便が出ているので遺跡の最寄りの国際空港へ直行便で行けます。これを利用しない手はない!
 
 
 
私はSilk Airを好んで利用しています。Singapore Airlinesの系列なのでKris Flyerのマイルも少したまったり使えたり。
  
 
 
ただし地方都市へは毎日運行していないのでフライトスケジュールに旅行日程を合わせることになります。
 
 
 
 
 

子連れ旅は意外といける

小さな子供連れだと旅行は大変かなと思いがちですが移動があると寝てくれるので意外とスムーズに行けました。
 
気になる遺跡があっても街から少し距離があり、子供の乗り物酔いが心配で行くのを諦めかけた場所が何箇所かありました。結果的には車で寝てくれたので全て問題なく行けました。
 
 
 
遺跡は子供には退屈かなとも思ったのですが、子供は世界遺産の中でおままごとしたり土いじりしたり、勝手に楽しんでいます。いやその土超汚いっすよ…というところは親がフォロー。
 
 
それから東南アジア諸国ではなんだかみんな小さい子供好き。子連れならではのハプニングもありますがその分出会いもあったり、周りが優しいので旅も楽しくできました。
 
 
まあ、うちは子供一人なので楽という話もありますが・・・
 
 
ちなみに我が家の中で大の遺跡好きなのは私だけで、夫と子供はリゾート好きなようです。妥協点として、遺跡回りはあまり無理せずスケジュールし、ホテルステイが楽しめそうなプール付きのリゾートホテルを選んでいます。とういわけで遺跡へ行くというのに毎回水着を持っていきます。
 
 
 
 
 

情報源

やはり地球の歩き方を買っていますが、情報がけっこう古いこともあるので概要と、レストラン情報や地図を主に利用しました。
 
 
ホテルはAgodaやTrip Advisorなどで値段とレビューをチェックして、だいたいAgodaかホテルのホームページで予約します。
 
 
 
アンコールではTrip Advisorの情報が非常に役にたち、3日間頼んだドライバーもTrip Advisorで見つけました。また湖の上の詐欺の報告が非常に多かったので、湖は敬遠することにしました。
 
 
一方ミャンマーでは個人ドライバーやガイドなどがTrip Advisorを利用しているケースは無いようで、あまり使いませんでした。ミャンマーではFacebookが大人気なようです。
 
 
それからカンボジアミャンマーは欧米人に人気な場所なので英語での検索結果がけっこう役に立ちました。 
 
 
 
 

要ビザ

シンガポール人だとASEAN諸国へは大抵ビザ免除があるのですが、日本人が東南アジア諸国へ行くには滞在ビザが必要です。
 
あらかじめインターネットで取得するか、入国時にVisa On Arrivalを取得することもできます。
 
 
ちなみに我が家は事前にビザを取ったのはミャンマーのみで、インドネシアカンボジアはVisa On Arrivalで入国しました。
 
 
 

米ドルがいるか

Visa On Arrivalでは米ドル払いの場合があります。ふつう他の通貨でも払えますが、レートはよくわかりません。 
 
 
カンボジアでは街中でも米ドル紙幣がけっこう使えました。観光客が行くところは大体ドル払いでした。ただ値段がドルでも現地通貨で払いたければその場で換算してくれます。レートも統一されていました。
 
 
ミャンマーでも同様に米ドルは使えましたが、レートはばらつきがありました。それから米ドルは本当にきれいな新札じゃないと使えませんでした。これがけっこうやっかいで、次回もしまたミャンマーへ行くことがあれば、シンガポールドルから直接現地通貨(チャット)に両替しチャットのみ使うと思います。
 
 
 
 

旅のお供

旅先のトイレは「洗い流すタイプ」でトイレットペーパーがない場合があります。
 
そんな時のために毎回トイレットペーパーを持って行きます。1ロールあれば安心♪
 
 
 
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写真は毎回持って行くトイレットペーパー入れで、もともと犬用に買ったのですが、旅行グッズになりました。
 
 
 
※トイレットペーパーは流せない場合がほとんどです。流さずゴミ箱に捨てるのを忘れずに…
 
 
 
 
 
 
次回ボロブドゥール編へつづく・・・

 

デング熱マインド

扁桃腺が腫れ38度の熱が出たので医者へ行きました。

 

シンガポールではまずGPと呼ばれる一般医(いわゆる町医者)にかかるのが普通です。我が家も現在は会社の健康保険に入っているためGPを使っています。

 

 

 

扁桃腺が腫れたら高熱が出るのはわりと普通と思っていたのですが、そのGPが発したのは

 

デング熱かもしれない」

 

理由は、咳や鼻水の症状が出ていないから診断するにはまだ早いとか。

 

えー扁桃炎じゃないのぉ?と思いつつ、私は医者ではないのでおとなしく話を聞くことにしました。

 

で、出してくれた薬がPARACETAMOL(シンガポールで超メジャーな解熱剤)と、のど飴。

 

あとは

「休め。あと水たくさん飲め」

 

やっぱり抗生物質くれなかった・・・


日本なら

「とりあえず抗生物質出しておきましょうね。あと解熱剤と胃薬も」

ってなるのにー!

 




仕方ないので家に帰り、二日間高熱にされるがままに。筋肉がだるい…





二日後の朝医者へ行き、症状は良くなったかと聞かれたので

「変わらないんだけど(当たり前だろ)」

と伝えると神妙な顔付きになるGP


「いよいよデング熱かもしれない」

 

家やオフィスの場所を聞かれ、採血されてしまいました。結果は夕方出るとのこと。


そしてまたParacetamolをくれました。抗生物質くれよ…




帰宅後、耳が遠くなるような違和感を感じるようになりました。身体もだいぶつらい。

うーん、このままではいよいよやばい…。今から他のGP行く?とも考えましたが夕方には血液検査の結果が出るというし、さすがに高熱が長引いているので解熱剤を飲んで休むことに。



デング熱の症状として有名なのは体の痛み、目の裏の痛み、頭痛などですがこれらは全て高熱が出たら出て来る症状で、この頃になると全てに苦しめられているわけです。


ちょっと弱気になってきた。まさかほんとにデング熱…?





そしてその午後医者から電話がありました。


「まだデンギーの検査結果は出てないけど。血液検査の結果、抗生物質が必要だとわかった。取りに来る?」




こんのヤブがああああ!!



と内心全力で思いつつニコニコ薬をもらって帰ってきました。


気づいたら顎下のリンパ節パンパンでした。



そんなわけで4日もSick Leaveを取る羽目になってしまいました。まあ最終日はだいぶ楽に過ごせてプチ休日みたいにできたし、Sick Leave使い切ることは決してないからいいけど。


もうあのGPには行くまい


フォルトラインを見た

ハーバード大教授も認める「楽天の英語公用化は大成功だ!」:日経ビジネスオンライン

楽天が本当に成功したのかどうかはさておき…



言語によるフォルトラインという言葉をはじめて目にしたとき、以前働いていた会社を思い出しました。


その日系の会社がうまくいかなくなった主要な原因の一つに、言語による社員間の亀裂があるのではと思っています。



それは小さな会社で、日本人経営者の下で日本人、シンガポーリアンを初めインドネシア、フィリピン、中国、インドなどなど、様々な国から集まった人たちが働いていました。

私が入った頃は、会社の雰囲気はとても良く学生のノリみたいではあるがみんな仲良くやってるなと思いました。


経営者をはじめ一部の日本人は英語がかなり苦手でしたが、日本語が得意なシンガポーリアンが数名いて彼らが橋渡し役になっていました。



キーマンの入社〜社内日本人村の形成

私が入社してからまもなくして、ひとりの若い日本人が入ってきました。彼は前職が有名企業だったとかで経営者から期待されていました。

その彼は非常に社交的でしたが、英語をほぼ話すことができず現地雇用者(シンガポール人及び周辺国出身者を含む)との間のコミュニケーションが非常に困難でした。そして不幸にも日本式コミュニケーションのかたまりのような人でした。

  • タバコは必ず上層部の日本人と。
  • 飲みニケーション大好き。ただし日本人、女の子しか誘わない。
  • ランチは日本人を誘ってレストランへ。現地雇用者が行くフードコートへは行かない。
ランチは食の好みがあるのでどうしようもないところですが。



彼の引力に巻きこまれた日本人達一群を日本人目線でみると

「外国で団結する仲のいい日本人同僚たち」

まあほほえましいね、ですみますが、現地雇用者からみるとどうでしょう。今まで仲良くしていた日本人たちを囲い込むような印象を受けます。


日本人+日本語がわかる組と日本語がわからない組の境界ラインがハッキリとひかれていきました。

この頃実際に日本人と日本語のわかる人だけの飲み会なんていうのもありました。




通訳の導入

英語が苦手な日本人が増えてきたことを理由に、会社は通訳を導入します。


ここ、私は疑問に思います。



本当に通訳を入れるべきだったのか。



通訳を入れたことで、英語の苦手な日本人が

「英語をしゃべれなくてもまあいいや」

と思うようになったのでは?



ちなみに通訳として入ってきた女の子は日本人組に組み込まれ、もとからいた日本語が得意なシンガポーリアンたちのような橋渡し役にはなりませんでした。




橋渡し役の離脱

会社もいろいろごたごたあったようで、幹部の更迭、日本人社員を含む数名の解雇などがあり、雲行きが怪しくなってきたところに追い打ちをかけるように、今まで橋渡し役だった日本語の得意な二人のシンガポーリアンが相次いで離職、休職することに。


この話を聞いたとき、これはやばいことになる、と感じました。



経営者周辺が把握していたかどうかは分かりませんが、現場レベルには重大な火種があったのです。


例の日本人の彼が持ち込んだ方針を、現地雇用者たちは快く思っていませんでした


彼は経営者との距離が近く信頼されていたため、当時会社は彼の言う方向へすすんでいましたが、その方針は現場の支持を得ていませんでした。


現地雇用者達の不満は高まり、上層部と現地雇用者の心の距離はかなり離れていたのです。


そこへきて橋渡し役の離脱。





もう止まらない連鎖

会社の雰囲気が悪くなるとまず嫌気がさしたシンガポーリアンや永住者からいなくなります。

シンガポールは転職文化です。頻繁に転職してもデメリットはありません。つまり、不満があればシンガポーリアンはさっさと辞めてしまいます。


ここから雪崩のはじまりです。


シンガポーリアンを一定数キープできなければ外国人労働者就労ビザはおりません。ビザの更新もできなくなります。


シンガポールにはインド人やインドネシア人など優秀で安い人材がたくさんいます。しかし彼らを得るにはシンガポーリアンを雇う必要があるのです。時はちょうどSPassの審査が厳しくなった時期で、一部外国人従業員のビザの更新が出来なくなりました。


結局、シンガポーリアンの離脱が始まってから一年程でその会社はクローズすることになりました。




本音を聞いたら予想以上だった

私はその会社の最期までは見届けませんでした。

会社を離れるとき現地雇用者の数名と食事をしていると例の日本人の「彼」の話になりました。

それまでその彼について話をしたことはなかったので、なんでそんな話題になるのかと思っていたら、彼らが本音を話しはじめました。


「以前は日本人も現地雇用者も分け隔てなく一緒にランチを食べたり仲良くやっていたのに、彼が来てから日本人と自分たちの間に溝が出来てしまった。

彼は日本人と現地雇用者の間に壁を作るような存在で、たいして能力がないくせにボスに取り込むのだけはとても上手。みんな彼のことが大嫌い。」


…正直そこまで嫌われ者だったとは知りませんでした。聞けばけっこうな範囲の人たちから隠語のあだ名まで付けられて呼ばれていたという始末。




確かに彼はひどかった。


会社を辞める直前一度だけ彼の開いたミーティングに参加しましたが、日本人と現地雇用者が出席する会議を日本語で進めてしまう(通訳も待たずに)という信じられないことをやっていました。


もちろん彼一人が会社を崩壊させたわけではないですが、大きな要因になったことは事実です。


とはいえ結局のところは、一番の問題は経営者の意識だったのでしょう。そもそも経営者も英語が苦手で通訳がいないとコミュニケーションが取れなかったし、シンガポーリアンが離れていっても「日本人魂のガッツでなんとか!」と考えているのではないかとたびたび感じることがありました。



シンガポールではライフワークバランスが重要視されます。残業ありきでガッツでなんとかという日本企業に典型的な考えは嫌われることが多く、日本大好きなオタクでない限りいい人材は居着きません。



この会社で学んだことは、

シンガポーリアンの心を掴まない限り、シンガポールで会社を継続させるのは困難

ということでした。




言語によるフォルトラインは無くならないが、コントロールはできる

シンガポールには実に様々な国から労働者が集まってきます。しかしやはり同じ国から来た人達がいたら仲が良くなることが多いのは自然な流れです。



ランチタイムを観察してみると、日本人と中国人は同郷同士かたまって行動する傾向が非常に強いです。で、だいたいこのグループの中には英語の苦手な人がいます。


シンガポールの近隣国、インドネシア人やマレーシア人、フィリピン人は数が多すぎるせいかあまり固まるイメージはありません。というかこのレベルになるとシンガポール在住歴がすごく長かったり、中華系マレーシア人、中華系インドネシア人とかもいて誰がどこの国出身なのかイマイチよくわからないのが現状…。


それからインド人もかたまらないような印象があります。あくまでも私個人の印象ですが。

インドはローカル言語が多様すぎて、インド人同士の夫婦でも言葉が通じないことが多いんだとか。私の同僚のインド人はインド人の奥さんと英語で会話しているそうです。こういうことも少なからず影響しているのかも。




いまいる会社はローカルを含め中国語を母語とする人が一番多いですがその次は国籍を問わずフランス語を喋る人たちが多く、確かにフランス語グループも存在します。

しかし、「社内公用語は英語」とフランス人のトップが明言していることもあり、英語以外の言葉で話が進んでいってしまうことは決してありません。




もともとシンガポールは従業員の多様性が高く、フォルトラインはコントロールしやすい恵まれた環境なのではないでしょうか。もし社内で何らかのフォルトラインが問題になるようであればマネジメントに問題がありそうな気がします。


ローカル小学校へ入学申し込み

2017/06/16 ローカルママ情報追記
2016/11/11 結果について更新
 
 
 
先日、とは言ってもひと月以上前のことになりますが、ローカルの小学校に入学申し込みをしました。
 
我が家は永住者(PR)ではなく外国人枠での申し込みなため結果はまだでていませんが、ローカルの小学校に興味のある方に情報になればとまとめておきます。
 
 
 
 

1. シンガポールの入学申請プロセスを理解する

シンガポールでは小学校の入学プロセスはP1 Registrationといって母親がヤキモキする一大イベントです。
 
まず重要なことは、シンガポールには学区がないということ。このため人気校に応募が殺到する仕組みになっています。近所の学校に行けるとはかぎらないのです。
 
 
前回書いたように、シンガポール人の親は志望校をPSLEのテストの点で決める人が多く、PSLEのスコアが高い学校に入学申込みが殺到します。
定員を超えた場合は抽選などになります。 PRでない外国人はそのような人気校に入れることはまずありません。
 
 
近所の学校に行ける可能性があるかどうかはその学校がシンガポーリアンやPRに人気かどうかで決まります。
 
 
 

申請フェーズ

入学申請はフェーズ1から3まで分かれています。フェーズ1と2はシンガポーリアンとPRのみ対象です。
 
  • フェーズ1 既に兄弟が通っている(シンガポーリアンとPRのみ)
  • フェーズ2:2A,2B,2C,2Csに分かれます。(シンガポーリアンとPRのみ)
    • 2A1:親が卒業生で同窓会に入会している、もしくはその学校の顧問か経営委員である
    • 2A2:親か兄弟がその学校に通ったことがある、もしくは親が学校で働いている
    • 2B:その小学校で親が40時間のボランティアをした、学校の母体組織とコネがある、もしくは”アクティブコミュニティリーダー”である(なんだそれ)
    • 2C:一般枠
    • 2Cs:フェーズ2Cで抽選に漏れたシンガポーリアンおよびPR
  • フェーズ3:まだ決まっていないシンガポーリアン・PRおよび外国人
 
 
ここから明らかなように、外国人はシンガポーリアンとPRの振り分けが終わってからまだ定員に余裕のある学校にのみ申込みできます。
 
もちろんフェーズ3で募集枠を越えて応募があり入れないケースもあります。外国人にはローカルの学校に入れるかどうかは保証されていませんので、落ちた場合に備えて他の選択肢(つまり日本人学校かインターナショナルスクール)を検討しておく必要があります。
 
 
 
 

フェーズ内の優先順位

フェーズ1,2に話は戻ります。
 
各フェーズで定員をオーバーした場合、まずは応募者のグループ分けを行います。優先順位の高いグループから入学許可が割り当てられ、定員を超えた時点でそのグループの中で抽選となります。
 
 
同じフェーズ内では基本的に学校からの距離によって優先度が決まりますが、PRよりもシンガポーリアンが絶対的に優先されます。例えば2km圏外のシンガポーリアンと1km圏内のPRでは、2km圏外のシンガポーリアンが優先されます。
 
 
グループ分けと優先順位は以下の通り
  1. 学校から直線距離1km圏内に住むシンガポーリアン

  2. 学校から直線距離1kmから2kmに住むシンガポーリアン

  3. 学校から直線距離2km以上離れた場所に住むシンガポーリアン

  4. 学校から直線距離1km圏内に住むPR

  5. 学校から直線距離1kmから2kmに住むPR

  6. 学校から直線距離2km以上離れた場所に住むPR

 

Allocation of Places

 

 つまり、シンガポーリアンだけですでに定員を超える場合、PRにはチャンスはありません

 

 

 

 

 

 

2. 外国人でも入れそうな小学校を探す

 

 

仕組みを理解してそれでもローカルへトライしてみたければ、学校探しです。

 

 

時間に余裕があるならPRを申請するのが一番効果的です。PRなら格段に入りやすくなります。

 

ただし、前述の通り人気校の場合は永住権をとってもチャンスすらない場合があります。目当ての学校がある場合はその学校がPRでも入れそうな学校なのか、まずはちゃんと調べたほうが良いです。

 

 

 

過去の申請状況をチェックする

KiasuParentsに各校の過去の申請状況が掲載されています。P1 registrationに挑むならここのアカウントを作って見ておくのは、まあ必須です。

Singapore Primary 1 Registration School Balloting History - KiasuParents

 

 

Balloting Historyの希望するエリアを見てみてください。

 

例)

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TURはそのフェーズで全生徒枠の何%が埋まったかを表しています。つまり、TURが100%になった時点でその学校は満員です。

 

Phase2C(S)のTURが100%近くになっている学校はPhase3には募集がかかりませんので外国人にはチャンスはありません。特に毎年Phase2Cで100%になってしまう学校はPhase3に募集がかかることはまずないのでその学校はすっぱりあきらめましょう。

 

そうすると、近くの学校で外国人でも行けそうな学校は2,3校に限られてくると思います。年によってけっこう変動するので、Phase2の結果次第で柔軟に対応できるよう複数候補があるといいと思います。

 

 

 

 

 

PRの場合はテーブルのに注目。色つきの場合はそのフェーズで抽選があったことを示しています

 
色と模様はどのグループで抽選があったかを表します。色は学校からの距離で変わります。重要なのは、網かけなしの場合はシンガポーリアンで抽選があったということです。

 

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この学校の場合、Phase2A(2),2B,2Cでシンガポーリアンで抽選になっています。

PRはシンガポーリアンが全て入ってまだ空きがある場合のみ入れるので、この場合Phase2A(2), 2B, 2Cで申し込んだPRは抽選することなく落ちたことになります。

 

逆に言えばこの学校にPRが入るにはPhase2A(1)以前で申請しなければまずチャンスはありません。つまりこの学校でボランティアをしても意味がない。必要なのはPhase 2A(1)で出願できるだけの強力なコネです。このような学校でボランティアして2Bで申し込み、とかするのはPRになったうまみをどぶに捨てるような行為ということになるのではないかと。

 

  

オープンハウス

小学校では7月にオープンハウスをやっている学校があります。だいたいどこの小学校のウェブサイトにもカレンダーがあり、行事を確認できます。

 

我が家も複数校オープンハウスへ行きました。どこも学芸会みたいな発表と、スクールツアーがありました。ある学校ではK2(年長)を対象にした体験型の教室があり子供も楽しんでいました。

 

 オープンハウスは学校の雰囲気を見られるいいチャンスですのでぜひ行っておきたいところです。ただ感想としては、どこもだいたい同じ感じでした。普通の小学校です。

 

 

 

予防接種記録の準備

提出書類の準備ですが、MOEのサイトにリストがあります。

Documents Required

 

出生証明などはすでにDependent Passの申請時に作っているはずなので、新たに必要なのは予防接種記録のみです。母子手帳の記録内容を日系クリニックで翻訳してもらいました。

 

念のためこちらの必要接種項目をチェックしておいた方がいいかもしれません。ポリオやMMRなんかは日本と基準が違う可能性があります(我が家の場合ポリオは日本で生ワクチン1回、来星後不活性2回打っています)。

 

 

 

Phase 3を待つ

ローカルの入学申請は7月初めからはじまります。外国人が申し込めるフェーズ3は8月下旬。クラスメイトがどんどん小学校が決まる中、ひたすらフェーズ3を待つしかありません。

 

各フェーズでKiasu Parentsに傾向の分析が載りますのではらはらしながら待ちます。

 

フェーズ2までの過去の記録はありますが、フェーズ3の情報はほぼないのが現状。フェーズ3でどのくらいの応募があるのか予測が困難です。

 

 

出願

当日は家族全員分のパスポート、EP、DP、出生証明、予防接種記録を持って出願する小学校へ行きます。

 

とくに早い者勝ちというわけでもないので我が家はゆっくりめで行きましたが、小学校についたら大行列でびびりました。結局夫が1時間以上待って申請をしてくれました。

 

夫によると、午前中の終わりの段階で申し込み者は大体募集数と同じか若干少なめだったとのこと。午後の部もあるので募集枠を超えて応募があったかは不明です。

 

ただ整理券をもらったはずなのに申し込みをしなかった(呼ばれた時にはいなかった)人がたくさんいたそうです。どうやら夫婦で複数校に分かれて行き、空いていそうなほうに出願する人たちがいるようですね。スーパーのレジの並び方と同じ感じで・・・

 

 

フェーズ3は最後のフェーズとなるため少し特殊で、MOE(教育庁)が児童の振り分けを行います。

振り分けのプロセスは不透明で、出願した学校とは別の小学校に入学許可が下りる可能性があるようです。私の知人は12km離れた学校へ入学が決まったそうで、遠すぎてスクールバスもないそうで困っていました。(最終的にはバスが見つかったそうです)

 

優先順位なども不明ですがフェーズ1,2のルールにある程度はのっとって決められる可能性が大いにあります。在星日数も加味してくれるとありがたいんだけどなァ(単なる希望)

 

 

 

結果はのんびり待つ

フェーズ2までは申請後数日で結果が出るのですが、フェーズ3の結果は8月下旬の申請で結果は11月末までにでることになっています。

 

あまりにも扱いが違うじゃないか!とつい思ってしまいますが、これはおそらく11月までにPRや市民権を取得する人のための措置ではないかと思われます。

 

のんびり待つしかありません

 

 

ローカルママの評判は参考になる

(2017/06/16)ひとつ書き忘れていたので補足します。

 

我が家はローカルの保育園に通っていたため周りはシンガポーリアンばかりでした。K2になると、よく他のママから「小学校どうするの?」と聞かれました。

 

そのとき、「一応ローカルにトライしてみるつもり。AかB」

 

と具体的に学校名をあげて答えると、不思議なことに全てのママが

 

「それならAがいいわね」

 

と言ったのです。

 

理由を聞いてみると課外活動か何かでなにか違いがあるようなのですが、我が家が両校のオープンハウスへ行った際にはそんなに違いは感じませんでした。A校の方が人気を上げようと頑張っている感じはしましたが、B校の方がのびのびしていると感じたのです。

 

例年Phase 3で同じくらいの募集枠が残っている両校でしたが、蓋を開けてみるとA校はPhase2で定員近くになりPhase3での募集はありませんでした。

 

外国人にはよくわからない違いがローカルママにはわかるのですね。ママ情報は傾向の予測に参考になると思われます。

 

 

2016/11/11 更新

今週小学校から文書が届きました。

毎日ポストをチェックしていなかったので正確にいつ届いたのかわかりませんが、11月7日から10日の間に届き、10日に入学手続きに来いというかなりタイトな内容でびっくりしました(気づいたのがその当日)。

来週はもうオリエンテーションだそうです。急に会社を抜けたり休みを取らなくてはいけなくなりましたが、ひとまず良かった。

 

ちなみにMOEからの通知がその一週間後に届きました。もう知ってるって…

 

 

おまけ:出生年に注意

辰年ドラゴンイヤー生まれの場合は例年より厳しい可能性があります。中華系の人はやはり干支を気にするようで、辰年出生率が上がると言われているためです。

 

 

左が出生数の総数(外国人含む)、右がローカル(親がシンガポール人及び永住者)です。

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ローカルの値を見てみると、過去10年の平均36,640人に対し辰年の2012年生まれは例年より2,000人多い。出生率の下がると言われる寅年の2010年と比較するとその差は3500人に上ります。

 

3,500人と聞くと日本じゃ誤差じゃないのという感じですが、狭いシンガポールではけっこう変わってくる数字です。

 

今年は出生数の少なかった2010年寅年生まれの年にあたり、例年よりもだいぶ生徒枠に余裕があるようでした。実際数えたところ、今年はフェーズ2C(S)が終わった段階で約4700人分ほど空きがありました

 

再来年の2012年辰年生まれの年は単純計算で今年より約3,500人多い中での競争となりますので、外国人にオープンされる枠は1200人ほどになってしまいます。つまり、今年と比べると再来年の外国人枠は4分の1程度となります。

 

外国人でローカルの小学校へ入学を希望する人には今年はラッキーな年だったといえます。逆に、再来年はかなり厳しいと考えておいた方がいいです。逆に言えば今年落ちたらまあ縁がなかったとあきらめもつくってものです・・・

 

 

 

ちなみに少子化に伴い学校が定員を減らす年もあります。2017年入学からPungolを除く多くの学校で1クラス削減されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わかりやすい?シンガポールの地図

最近Facebookで流れてきたシンガポールの地図。

 

The map of Singapore according to EDMW. Quite funny.

 

西部のFarm Army Farm Army Farm...でぶはっとしましたが、あとは半分くらいわかる感じ。Zikaとかタイムリーですね。

 

 

わからなかった言葉を調べてみました。 

 
 
 
SPGはつい昨日同僚が「欧米人に目のない娘」のような意味で発してた言葉だったのでタイムリーでした。
 
 
この地図、作者がドラフトを作ってEDMW(eat drink man woman)と呼ばれるフォーラムで意見を聞いて仕上げた模様。ここが元スレです。
 
 
たくさんの人がつっこんでいましたがMedia Corpが移転前の場所になっているのは意図的だそうです。
  
Bedokの有名なホッカーBlk85 のBak Chor Mee (BCM)やRed HillのChiken Wingsなど、有名店がちらほら載っているところがみそですね。あとは皮肉とゴシップ的な事件に関連するもの多しというか。でもローカルにはだいぶ共感を得ているようです。
 

小学校の選択肢といい点気になる点

日本人学校、ローカル、インター校。先日はかかるお金の比較をしましたが、今回は私の考えるそれぞれのいい所気になる所を書きます。
 
お金の記事はこちら
 
 

安心の日本人学校

日本人学校はやはり親として安心感があります。自分が育ってきたのと同じような教育を受けるという意味で。日本の文化に触れられるというのも海外ではメリットです。
 
それから施設面でも文句はありません。言語はさておき学費と施設の充実度のみを考慮すると一番お得感が高い選択肢です。
 
 
 
 
 
日本人学校に通うデメリットを挙げるとすれば、世界が狭くなるのではないか、というところ。
 
これまでローカルのプリスクールでシンガポールの社会と接していたのが、日本人学校に入ると周りはすべて日本人。シンガポールの社会からは隔離された世界に生きることになってしまうのではと危惧してしまいます。
 
それから、せっかく民族多様性の高いシンガポールにいるのだから、みんな違って当たり前という環境で育ってほしいなあとも思います。
 
 
その点はインターやローカル校が魅力的です(以前とりあげたインド系インターなどは多様性はそんなになさそうですが)。
 
 
 
 

外国を飛び回るならインター?

インター校は施設面は完璧(でないと困る)。教育は正直よく知りませんが日本人学校同様のびのびしているイメージ。
 
 
IBなど世界中どこへ行っても同じカリキュラムの学校があるという点では今後どこの国へ行っても学校探しが楽そうです。
 
 
ただ学費が高すぎる。長期休みも長い気がするし、休み中は別料金でサマースクール?本当にこれだけ払う価値があるのか???
 
 
国公立一筋でここまできた我々にはイマイチ良さがわからないので踏み切れる気がしません…
 
 
 
 
 
 

施設面が気になるローカル

ローカル校は比較的学費が安いのですが、施設面や競争の激しさが気になるところです。
 
 
我が家は外国人でも入れそうな(=シンガポール人には人気のない)ローカル校2つ見学しました。両校ともグラウンドはなく狭い中庭と鍵がついていて自由に入れないミニサッカー場だけ。
 
 
休み時間は一体どこで遊ぶんだろう?と思ってしまいました。まあ、これが当たり前だったらそれはそれで楽しみを見つけて遊ぶんだろうな、とも思いますが。
 
それからプールもありませんでした。2年生か3年生に外の公共のプールへ授業で行くとのこと。
 
 
 
ただ、うちの近所の人気校にはスイミングプールがあるので、学校ごとに施設の充実度は違うようです。学費同じなのに…
 
 
 
 
 

大器晩成型に不利なシンガポールの教育システム

シンガポールでは小学校6年生でPSLEと呼ばれる統一テストがあり、テストの結果でその後の教育パスが分かれます。
 
 
以前は小学校卒業時に大学に入れるかどうかまで決まってしまったそうです。
 
これにはびっくり。現在は少し緩和されているようで、中学校で敗者復活が可能な仕組みになっています。
 
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ふ、複雑…
 
 
 
我が家の理解では、シンガポールの教育システムは早期に優秀な人材を見つけ教育資源をエリート層に当てるという考えに基づいて作られています。
 
小国シンガポールが急速に発展するためには欠かせないシステムだったのでしょう。
 
 
落ちこぼれを作らないことに重点を置く日本の教育とは考え方が逆で、小学校はのびのび大器晩成で、という思いの強い方にはローカル校は向かないかもしれません。
 
ただ子供本人が親の心配をよそにのびのびしている性格なら問題ないでしょう(笑)得てして大器晩成型ってそういう子のような気も。
 
 
 
話は戻りますがそういうわけで、ローカル校は親も必死です。というか、むしろ親必死です。
 
子供を落ちこぼれにする訳にはいかないと、熱心なシンガポーリアンの親達は幼稚園の頃から学習塾に通わせたりPSLEのスコアで小学校を選んだりします。
 
PSLEの成績の良い学校には入学申し込みが殺到するので、親が学校で40時間のボランティア活動をして優先的に入れるように頑張ったり、それでも入れない超人気校もある、というとんでもないことになっています。
 
学校側に宿題をたくさん出すように要求する親も珍しくありません。
 
 
現在30代のローカルの同僚達は口を揃えて、小学校はストレスフルだった、と言います。
 
PSLEが子供達のストレスの原因にになっているのは政府もわかっていて仕組みの変更も予定されていますが、個人的にはそもそもローカル校ならシンガポール人に人気のない学校のほうがのびのびできていいんじゃないの?と思っています。
 
 
知人が言っていましたが、ローカルに人気のない学校はその分外国人がたくさん入るのである意味インターナショナルスクールみたいとのことです(笑)
 
 

 

ローカル校の朝は早い

というか早すぎる。毎朝7:30には国旗掲揚が始まります。

もともとシンガポールは時間設定が早すぎるので日の出は一年を通して7:00頃。ということは子供達は暗いうちから起きて朝ご飯を食べ、日が昇る前には家を出ているという。

 
 
これはやだな・・・
 
 
この朝の早さはシンガポールの学校が二部制だったことの名残と思われます。
 
今では二部制を採用している学校は数えるほどですが以前は一般的で、一年生は午後、二年生は午前というように学年によって午前、午後に分けて同じ教室を2つの学年が使用していたそうです。
 
 
教室もそうですが先生も二学年受け持っていたとのこと。シンガポールの先生は大変だったんですね!
 
 
ローカルの同僚も同じ意見でしたが、もう二部生やってないところ多いんだから時間見直せばいいのに!
 
 
 
 
 
 

先生が鞭を持っている

シンガポールに来て同僚から聞いてびっくりしたことの一つが鞭です。
 
 
シンガポールでは学校の先生が鞭を持っています
 
 
私の同僚は軒並み「子供の頃先生に鞭で叩かれたことがある」とのこと(笑)。なにをやらかしたかはあまり覚えていないそうですが。
 
 
そして先生だけでなく親も持っていたそうな。
 
 
「日本は鞭無いの?」と逆に聞かれます。
 
 
あるか!お尻ペンペンだ!
 
 
 
昔はすぐ鞭で叩かれたそうですが今ではだいぶ稀になったようで、見学に行った小学校では相当悪いことを何度もした場合のみ校長先生がやる、と言っていました。
 
 
 
 
 

ローカル校だけが持つメリット

なんだかローカル校の気になる点ばかりあげてしまいましたが個人的にはインターと日本人学校に共通する懸念点が2つあります。
 
 
 
一つは生徒の転校が多い点。
 
やはり駐在員の家族がメインとなるのでシンガポールにいる期間は数年、小学校を入学から卒業まで通している児童は何割いるのでしょうか。
 
せっかく仲のいい友達ができてもすぐお別れになる確率がかなり高そうです。
 
 
 
 
もう一つはシンガポール学童保育サービスと相性が悪い点。
 
ローカル校は朝が早く終わるのも早く、学童もローカル校の時間に合わせてスケジュールされています。
 
学童のバスの送迎時間と日本人学校やインター校の終了時間が合わないので学童に入ることが難しくなります。
 
 
 
 

最終的には家庭の事情と運

どの小学校がいいのかははっきり言って好みとしか言いようがないですが、滞在期限の決まっている駐在か、共働きか、などでいろいろ意見が変わってくると思います。
 
 
個人的にはシンプルに、数年以内に日本に帰国予定なら日本人学校でいい。これからまた別の国へ行くかもしれない、あるいは行きたいと思っていればローカル、と思っています。
 
 
言語が気になるなら習い事は学校とは逆の言語で受けられるところにするとか。シンガポールは日本語で習い事をするのにもあまり困らなさそうです。
 
 
ただ、外国人の場合はローカル校に行きたくても入れるとは限りません。人気のあるインターもそうでしょう。最後は運がものをいいそうです。